スタッフが自発的に動くたった1つの経営者術
あなたは「もう少しスタッフが自分から動いてくれれば・・・」
と思った事はありませんか?
それはたった1つの事で解決する事が出来るんです。
その方法とは・・・
経営者本人が1番になってはいけない
たったこれだけです。
あなたはお店で一番仕事をしていませんか?
「そんなの経営者として当たり前だ」
という方がよく居ますが、その考えが間違いの始まりです。
人は誰でも「承認欲求」という物を持っています。
一番簡単に言うと、小さな子供が
「ママ、見て見て」というあれです。
あれは私はこんな事が出来る
こんな事にいち早く気付いた、だからすごいでしょ
と認めてもらいたいという心理からきているんですね。
それは大人になっても変わらない感情で
人は誰でも他社から「凄い!」と思われたくて
自分という存在価値を認めてもらいたいんです。
ではそれと、経営者が一番働く事に
何の関係があるのでしょうか?
経営者はスタッフの活躍を奪っている
経営者が一番働いて、一番料理を作っていたり
カットを一番多くしていたら
お客様から「美味しかった」とか
「さっぱりした」と言われるのは
その仕事をした経営者本人です。
それで自分は「いい仕事をした」と
満足感に浸れるかもしれませんが
スタッフは下働きばかりで
そういった満足感を得る事が出来ません。
いつまでも脇役ではそりゃ満足できませんからね。
という事は、経営者が頑張れば頑張るほど
スタッフの活躍の場を奪っている
という形になってしまうわけです。
経営者は何をすればいい?
経営者は経営者本来の仕事をするべきです。
経営者本来の仕事は
「スタッフの活躍の場を作る」事です。
それはお店を使いやすくするとか
お客様を呼ぶとか
そういった事になります。
経営者はあくまでも裏方です。
そして経営者は監督です。
どんなスポーツでも選手より率先して
監督がプレーするなんてありえないですよね。
監督は試合が始まったら
グラウンドの外から見守る事しか出来ないわけです。
そして全力でプレーして結果を出すのは選手たちです。
その結果を出しやすくする為に
監督は日ごろから練習しやすい環境を整えたり
自分の経験を元に新しい技術を教えたり
そういった事に尽力するわけです。
経営者の最大の仕事
そしていい結果が出たらそれは選手の手柄
悪い結果が出たらそれは監督の責任になるんです。
それはスポーツだけでなく
仕事でも全く同じ事なんです。
スタッフがお客様に褒められれば
それはスタッフの手柄であって
スタッフが何かお客様に不手際があれば
それは経営者の責任になるのです。
そうやって経営者は陰から支える存在になり
スタッフが活躍する舞台を作ってあげる事が出来れば
スタッフは自ずとその舞台に上がり
自ら活躍しようと奮起するわけです。
経営者が輝きやすい舞台にスタッフが上がって
輝こうとしてもそれはやりにくくてしょうがありません。
だからスタッフは自発的に行動が出来ないんです。
大手業界では当たり前
そんなの任せられないと思うかもしれませんが
これは大手業界では当たり前の考え方なんですね。
例えば自動車業界最大手トヨタであれば
トヨタの社長が自動車を設計するのが
一番上手いと思いますか?
営業して顧客に買ってもらう成約率が
一番高いと思いますか?
CMを作るアイデアが一番優れていると思いますか?
全ての分野で下から数えた方が早いのは
誰が想像したって明らかです。
設計にはその設計の分野のエキスパートがいて
営業にはその分野のエキスパートがいて
CM作成にはその分野のエキスパートがいて
その人達がその分野分野で輝けるステージを用意するのが
社長の仕事なわけです。
そうやって分業制で
各々が輝けるステージがあるから
スタッフは自らその分野で最善を尽くし
最良の結果を出し、それらが合わさって
業界トップという結果になるわけです。
初めの話にもどりますが
そうやってこの分野ではあなたがトップ
と認めてあげる事で
そのスタッフの承認欲求は満たされ
もっと認めてほしいという心理が働き
更に自発的に行動していく
こういった良い循環が生まれていくわけです。
あなたが最前線で活躍するのではなく
最後部から見守る経営に変えてみませんか?
そうなれば一気にスタッフのテンションは変わりますよ。
もっと手っ取り早くスタッフに自発的に行動してもらって
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