高校生の採用、育成でやってはいけないこと3つ
高校生の採用、育成でやってはいけないこと3つ
お店を経営していると、どうしてもパートさん、アルバイトさんを雇うことがあると思います。
主婦やフリーターなど、お仕事をしたことがある大人を採用するときには気にしなくてもいいことでも、
高校生を採用しスタッフとして戦力として活躍してもらうためにお店として気をつけなければいけないことがあります。
今日は、高校生バイトさんたちが上手に社会勉強しながらお店にとってなくてはならない存在になるような方法をお知らせしますね。
就業が認められているのは原則として満 15歳に達した日以後の最初の4月 1日から
それ未満の児童は採用してはいけない
これって皆さんご存知ですか?
原則としてというのは例えば芸能関係はもっと低い年齢でも認められています。子役さんたちの事ですね。
15歳になったら働けると思っている中学生が
誕生日過ぎたあと、2月や3月に面接に来ることがあります。
15歳になったら働けるんじゃ??くらいの浅い考えで、間違ってこういう子を採用して働かせてしまったら、あなたのお店は労働基準法違反になってしまうんです!
高校に入学するのが15歳になった年度の4月1日以降になるので高校生なら大丈夫ですね!
いえいえ、履歴書には高校生と書いてあっても実は中学生だったとかありえなくはない話です。
このような事を避けるため高校生を、採用した場合必ず住民票を提出してもらいます。生年月日を確認できるものですね。それをお店に置いておかなくてはいけないんです。親権者の同意書も必要です。
私も実は先日、専門家の方とお話しする機会があって高校生はいますか?って聞かれたんです。1人いますって答えたら、住民票は??と突っ込まれました。
大人っぽい中学生もいるので、しっかりしてくださいねっと優しく諭されました。
そのほか、時間外労働はさせることはできません。1日8時間以内、週40時間以内。忙しいお店で、うっかり8時間以上働いてもらってしまったとかもだめなんですね。深夜労働、休日出勤もさせることはできません。定休日があって法定休日と定めた曜日には出勤させることができません。
高校生時給を作ってはいけない
初めて働くとか、まだ16歳だからとかの理由で
或いは少しでも人件費を少なくしたいとの考えで 一般の方より低い時給を設定したりしてませんか?
よく大手の求人であるんですが、大手企業のように沢山の人員でお店を回すのであればそういう設定もありかもしれません。
でも、私たち中小零細個人店ではそんなに大人数で回せないですよね。1人でもしっかり一人前に仕事してもらわなくてはいけません。
お客様からみたら、その店員さんがオーナーだろうが高校生のバイトだろうが同じ店員さんです。一人前なのです。
だから、時給も大人と同じにしましょう。ひとりの大人として接しましょう。彼らの自覚が芽生えますよ。
甘やかして自己流を認めてはいけない
これは大人でもありますが、全く新しいことを始めているのに自己流でやろうとする人がいます。
特にそれが初めて働く高校生だったりしたら
初めから自己流で満足のいく仕事などができるはずありませんよね。
こういうことは、今後全ての事柄に関わって来ます。
その子の将来にも大きく影響してきます。
お店のやり方や考え方を最初にみっちり出来るようになるまで諦めずに続けましょう。
挨拶、笑顔、言葉遣いなど、基本からしっかり教えます。赤ちゃんだと思って、成長を見守りましょう。
最後に
高校生は素直でとても頑張ってくれます。
最初をしっかり押さえることで
大人より頼りになるスタッフに育っていく可能性を秘めています。
新しいことにも敏感で、いろんなことを教えてくれます。
若くて素直だと、お客様にも愛されます。いいバイト先だと思ったら、お友達も呼んでくれてバイトに困らなくなります。
上手に高校生を活用してお店の活気を増やし、繁盛店であり続けましょう!