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高校生の採用、育成でやってはいけないこと3つ

スタッフ成長/仕事効率化 松尾恭代
この記事は約 4 分で読めます。 2,345 Views

高校生の採用、育成でやってはいけないこと3つ

 

お店を経営していると、どうしてもパートさん、アルバイトさんを雇うことがあると思います。

主婦やフリーターなど、お仕事をしたことがある大人を採用するときには気にしなくてもいいことでも、

高校生を採用しスタッフとして戦力として活躍してもらうためにお店として気をつけなければいけないことがあります。

今日は、高校生バイトさんたちが上手に社会勉強しながらお店にとってなくてはならない存在になるような方法をお知らせしますね。

 

就業が認められているのは原則として満 15歳に達した日以後の最初の4月 1日から

それ未満の児童は採用してはいけない

これって皆さんご存知ですか?

原則としてというのは例えば芸能関係はもっと低い年齢でも認められています。子役さんたちの事ですね。

15歳になったら働けると思っている中学生が

誕生日過ぎたあと、2月や3月に面接に来ることがあります。

15歳になったら働けるんじゃ??くらいの浅い考えで、間違ってこういう子を採用して働かせてしまったら、あなたのお店は労働基準法違反になってしまうんです!

高校に入学するのが15歳になった年度の41日以降になるので高校生なら大丈夫ですね!

いえいえ、履歴書には高校生と書いてあっても実は中学生だったとかありえなくはない話です。

このような事を避けるため高校生を、採用した場合必ず住民票を提出してもらいます。生年月日を確認できるものですね。それをお店に置いておかなくてはいけないんです。親権者の同意書も必要です。

私も実は先日、専門家の方とお話しする機会があって高校生はいますか?って聞かれたんです。1人いますって答えたら、住民票は??と突っ込まれました。

大人っぽい中学生もいるので、しっかりしてくださいねっと優しく諭されました。

そのほか、時間外労働はさせることはできません。1日8時間以内、週40時間以内。忙しいお店で、うっかり8時間以上働いてもらってしまったとかもだめなんですね。深夜労働、休日出勤もさせることはできません。定休日があって法定休日と定めた曜日には出勤させることができません。

 

高校生時給を作ってはいけない

初めて働くとか、まだ16歳だからとかの理由で

或いは少しでも人件費を少なくしたいとの考えで 一般の方より低い時給を設定したりしてませんか?

よく大手の求人であるんですが、大手企業のように沢山の人員でお店を回すのであればそういう設定もありかもしれません。

でも、私たち中小零細個人店ではそんなに大人数で回せないですよね。1人でもしっかり一人前に仕事してもらわなくてはいけません。

お客様からみたら、その店員さんがオーナーだろうが高校生のバイトだろうが同じ店員さんです。一人前なのです。

だから、時給も大人と同じにしましょう。ひとりの大人として接しましょう。彼らの自覚が芽生えますよ。

 

甘やかして自己流を認めてはいけない

これは大人でもありますが、全く新しいことを始めているのに自己流でやろうとする人がいます。

特にそれが初めて働く高校生だったりしたら

初めから自己流で満足のいく仕事などができるはずありませんよね。

こういうことは、今後全ての事柄に関わって来ます。

その子の将来にも大きく影響してきます。

お店のやり方や考え方を最初にみっちり出来るようになるまで諦めずに続けましょう。

挨拶、笑顔、言葉遣いなど、基本からしっかり教えます。赤ちゃんだと思って、成長を見守りましょう。

 

最後に

高校生は素直でとても頑張ってくれます。

最初をしっかり押さえることで

大人より頼りになるスタッフに育っていく可能性を秘めています。

新しいことにも敏感で、いろんなことを教えてくれます。

若くて素直だと、お客様にも愛されます。いいバイト先だと思ったら、お友達も呼んでくれてバイトに困らなくなります。

上手に高校生を活用してお店の活気を増やし、繁盛店であり続けましょう!

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ライター紹介 ライター一覧

ハワード ジョイマン

ハワード ジョイマン

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表・コピーライター
・中小企業診断士(経済産業省 登録番号402345)

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)

自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

コンサルタントとして独立後、全く仕事がなく、日々思い悩む日々を送る。食欲もなくなり病気の心配から医者の診察を受けると、「体に問題はありませんが、商売はうまくいっていますか?」と医者に商売の心配をされ、帰り道に号泣。更に、独立以前に毎月ためていた全財産が底をつく。

こうした経験から、店舗経営者でも同じように資金繰りや集客で悩んでいる方も多いことに気付く。こうした方達のサポートを通じて、業績の改善、魅力ある店舗作りのサポートにまい進することを誓う。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。

独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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